道は開ける
道は開ける
D・カーネギー 著
自己啓発といえばこの本。
特に印象に残った話を書いていこうと思います。
悩みの分析と解消法
ガレン・リッチフィールドという方の話から
幾度も経験を重ねた結果、私は決断に達することがいかに大切であるかを知った。はっきりと目標を決めることが出来ず、いつまでたっても考えがまとまらずに堂々めぐりを繰り返す。それが人間の神経をずたずたにし、生き地獄へと追いやるのだ。明確な決断に達すれば、即座に苦悩の5割が消え失せ、その決断を実行に移すと同時に、残りの4割が蒸発する。
その方法が
- 悩んでいる事柄を詳しく書き記す
- それについて自分ができる事を書き記す
- どうするか決断する
- その決断を直ちに実行する
うじうじ悩むなってことですかね。
なかなか決断して行動することって勇気がいりますよね。。。
確かに悩んでいたことで勇気を出してみた結果いい方向に行くことって多いですよね!
心の中から悩みを追い出すには
人が仕事に没頭するとき、ある心地よい安心感、ある深い内面的な安心立命の境地、一種に幸福な陶酔感が神経を穏やかにする。
不快なことを忘れる技術 ジョン・クーパー・ポーイスより
バード提督という方がでてきます。
南極で独りぼっちで5か月間を過ごした時の事。
彼は正気を失わないように常に忙しくしている必要がありました。
彼は就寝の前に次の日にやることを予定を立てた。
この習慣がなければ生活に目的がなく崩壊していた、という。
次の日なにをするか。一日一日に目標をもって生きていこうと思いました。
2週間でうつを治すには
この処方どおりにしたら、二週間できっと全快しますよ―――
それは、どうしたら他人を喜ばすことができるか、毎日考えてみることで
す
ムーン夫人という方の話、彼女は夫を失い一人で家にいることが出来ずクリスマスイブの前日に たまたま立ち寄った教会に入りました。
そこで二人の孤児と出会い自分の悲しみに恥ずかしさを覚えました。
そこで彼らにクリスマスツリーを見せ、キャンディーとプレゼントを与えましたが、彼らからははるかに大きい恩恵を与えられたそうです。
与えることにより自分が幸福感をえられる。幸福は伝染する。
幸福は伝染する。とてもいい言葉だなと思いました。
他者貢献という言葉が『嫌われる勇気』の中でもあって、他人のために行う事が自分のためになるんだなと思いました。
まとめ
他者のエピソードがふんだんに盛り込まれていて、いろいろな話を聞いているようでした。
ほかにも カブトムシに打ち倒されるな とか印象に残るたとえ話で面白かったです。
キリストに祈る習慣とかキリストの言葉とか、ほんとに救いになるんだなと思いました。
人間は結構簡単に精神的に病んでしまう。そんなときの解決の一助になるような一冊でした。