嫌われる勇気
嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え
岸見一郎 古賀史健 著
いわずと知れたベストセラーですね。
アドラー心理学について哲人と青年による対話方式で解説された本です。
この本は仕事を辞めるぞってなった時に真っ先に読もうと思った本でした。
読んだのが半年前だから読み直しながら書いていこう。。。
アドラー心理学とは
第一夜は目的論について述べられている。
目的論(Teleology)
全体としての個人は、生物学的には、個体保存と種族保存、社会学的には、所属、心理学的には、その人らしい所属、という目標のために行動する。
物語の主人公?青年の友人で何年も自室に引きこもっている男がいる。
彼は変わりたいと思っているが部屋の外に出ると動機が始まり一歩も外に出られない状態だという。
いじめにあったからかもしれない。
それが『原因』として現在の私『結果』がある。
これが原因論。
対してアドラーはそれを否定し目的論で考えます。
外に出るのが不安だから外に出られない。
ではなく
外に出たくないから不安という感情を作り出している。
らしい。
なるほどなと思いました。
本書でもあるが
人は常に変わらないという決心をしている
自分は過去にこういうことがあったから~できない。
と自分で思い込んでいて変われなかった。
しかしそれはアドラー心理学的には違くて変わりたくないから自分は過去の経験を
変われないという言い訳に使っていたのだな。と思いました。
つまり勇気を出して変わろうとさえすれば過去のことなんて関係なく変わることが出来るんだな。
今の状態を選んでいる。変わることを選んで行動すれば自分の思い通りの状態になれる。
どうしたって変えられないことってのはあるだろうけど幸せなことに自分は行動することによって変えられる未来の事が多い気がする。
人生は連続する刹那だ。
明日、昨日は存在せず今日がすべて。
いま、ここにスポットライトをあて真剣に生きていくべきである。
一般的に人生に意味などないので自分で意味を与えていく必要がある。
それでもやっぱり何をしていいかわからない。そんな時に導いてくれるのが
他者貢献
他者に貢献するならばなにをしてもいいし嫌われてもいいという。
自分はまだ24歳で社会に出て間もないがこの世界は意識をすると息が苦しくなるような不安感、複雑さに見舞われることも少なくない。
それは世界が悪いのではなく問題は自分の考え方次第なのだと感じました。
自分はもっと自由に生きていいし他人や過去にとらわれずに幸せになってもいいんだ。
入門書なだけあってわかりやすかったというのと、哲人と青年の会話も自分がそれはどうなの?と思ったことを青年が反論して~みたいな内容が面白く物語にはいっていきやすかったですね。
半年前の感想を思い出しながら……
自分の解釈があっているかはわからないけどもちょっと勇気が湧いてくる一冊でした。